【Vol.25】冠婚葬祭、これ一本。大人の嗜みとしての「黒革」×「白文字盤」GS

2026.02.25 2026.02.25 約4分 コラム

30代、40代と年齢を重ねると、結婚式に呼ばれる側の立場から、やがて親族として出席する機会が増えてきます。そして悲しいことですが、葬儀に参列する機会も増えていきます。

そんな「フォーマル(冠婚葬祭)」な場面で、あなたはどんな時計をつけていますか?
普段のゴツいダイバーズウォッチや、派手な金時計をそのまま着けていませんか?

実は、それはマナー違反と見られる可能性があります。

大人の男なら一本は持っておきたい、「礼服」としての腕時計。その最適解が、グランドセイコーのクラシックなモデルにあります。今回は、意外と知らないフォーマルウォッチの作法と、それを満たすGSの魅力について解説します。

1. 知っておきたい、フォーマル時計の基本・3原則

欧米のドレスコードを基準にした場合、最も格式高いフォーマルウォッチには以下の3つの条件があります。

白文字盤であること: 白やシルバーが基本。黒文字盤は本来スポーティまたはカジュアルとされます(ただし、現代では許容範囲)。
2針か3針(シンプル): クロノグラフ(ストップウォッチ)や回転ベゼルがついたものはNG。日付(デイト)もない方がよりドレッシーです。
黒の革ベルト(レザー): これが最も重要です。金属ブレスレットは本来「スポーツ」のカテゴリーに入ります。

この条件を完璧に満たす時計は、意外と持っていない人が多いものです。だからこそ、これをサラッと着けこなしている人は「育ちが良い」「マナーを知っている」と見られます。

2. なぜ「黒革ベルト」なのか。金属ブレスの是非

「高い時計=金属ブレスレット」と思っている人も多いですが、歴史的に見れば、紳士の時計は革ベルトが正装です。

光り物を身につけない美学

特に夜のパーティ(タキシード着用時)や、弔事(お葬式)では、過度な光り物は避けるべきとされています。金属ブレスレットはキラキラと輝いてしまうため、華やかすぎると判断されるのです。

黒のクロコダイルやカーフのベルトは、光を吸収し、腕元を引き締めます。靴とベルトを黒革で合わせるように、時計のベルトも黒革で合わせるのが、スーツスタイルの基本中の基本です。

日本では金属ブレスも許容される?

もちろん、高温多湿な日本においては、金属ブレスの実用性が高く、結婚式程度なら金属ブレスのグランドセイコーでも全く問題はありません。

しかし、主賓や親族として出席する場合や、厳粛な葬儀の場では、革ベルトに替えていくのが「大人の余裕」であり「相手への敬意」です。

3. 傑作「SBGW301」が最強のフォーマル時計である理由

グランドセイコーのラインナップの中で、このフォーマル用途に特化した傑作があります。
Elegance Collectionの「SBGW301」です。

サイズ: 約37mmという小ぶりなサイズで、シャツの袖口に完全に収まります。
文字盤: カレンダーすらない、針とロゴだけの究極のシンプルさ。柔らかなアイボリー色。
ムーブメント: 手巻きで自動巻きローターがない分、薄く、裏蓋から美しい機械が見えます。
ベルト: 最初から上質な黒のクロコダイルストラップがついています。

この時計は、派手さは一切ありません。しかし、どんな格式高い式典に着けていっても恥ずかしくない「正統派」の品格があります。

「迷ったらこれを着ければ間違いない」──一本持っておくと、冠婚葬祭のたびに時計選びに悩むストレスから解放されます。

4. 付け替えの魔法。普段使いのGSをフォーマル仕様に

「フォーマルのためだけに新しい時計を買うのはちょっと…」
という方におすすめなのが、「ベルト交換」です。

普段、金属ブレスレットで使っている白文字盤のグランドセイコー(例えばSBGA211雪白など)。これのベルトを、黒の革ベルトに交換してみてください(Vol.37参照)。

驚くほど表情が変わります。

スポーティだった時計が、一気にクラシックなドレスウォッチに変身します。グランドセイコーのケース形状は、革ベルトとも相性が良いように設計されています(ラグの足が太くしっかりしているため)。

週末に結婚式があるなら、金曜の夜にベルトを交換し、靴を磨く。そんな儀式のような時間を楽しむのも乙なものです。

5. 華美を排した「弔事」での装い

最後に、少しデリケートな葬儀での時計について。基本的には「着けない」のが無難ですが、時間の確認が必要な場合もあります。

この時こそ、グランドセイコーの「中庸なデザイン」が救いになります。

ロレックスのサブマリーナやデイトナでは悪目立ちします。Apple Watchも、通知で光ったり音が鳴ったりするリスクがあり、不謹慎と思われることも。

白かシルバーの文字盤、黒革ベルト、そして三針。このセオリー通りのGSなら、喪服の袖口から見えても、静かに故人を偲ぶ姿勢を邪魔しません。

「悲しみの場に、ふさわしい装いができる」
これもまた、大人の教養の一つです。

6. まとめ:礼節を重んじる大人の品格

フォーマル(Formal)とは、形式や儀礼のことです。つまり、自分の個性を出す場ではなく、相手や式の主旨に合わせる場です。

グランドセイコーのフォーマルウォッチは、主役になりません。しかし、着用者の「礼節を重んじる心」を静かに表現してくれます。

いざという時に、正しい時計をサッと着けられる。そんなスマートで品格のある大人であるために。グランドセイコーの「黒革」という選択肢を、ぜひワードローブに加えてみてください。

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ジュエリーも幅広く揃うのでカップルや家族での買い物も長時間楽しむことができる。

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4階にはバーカウンターとイベントスペースが設置されている。

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落ち着いた雰囲気のバーカウンターで時計について語らうこともできる。

店内写真3

フロアごとに楽しみが見つけやすい建物の構造となっている。

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