2026年10月時点で、正規販売店ハラダで今ご案内できるグランドセイコー10本をまとめました。手巻きのキャリバー9S64、自動巻の9S85、GMTの9S86、クロノグラフの9SC5、そしてレディスのクオーツ4J52まで、ムーブメントも価格帯も幅広い顔ぶれです。
在庫が1本だけのモデルは、記事をご覧いただいている間に、ほかのお客様のもとへ旅立つこともございます。そこで今回は、執筆時点で当店に複数の在庫があるモデルと、メーカーにも在庫があり、店頭の在庫が旅立ったあともご用意できるモデルに絞りました。
10本を「手巻き」「62GSの系譜を継ぐ自動巻」「GMT」「クロノグラフ」「レディス」の5つのタイプに分け、まず一覧表で全体をご覧いただいてから、1本ずつご紹介します。価格は341,000円から1,980,000円(税込)です。
| 品番 | ダイヤル | 素材 | 径 | キャリバー | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| SBGW281 | シャンパンゴールド「晩冬」 | ステンレススチール | 37.3mm | 9S64(手巻) | 671,000円 |
| SBGW299 | ダークブルー(放射模様) | ステンレススチール | 36.5mm | 9S64(手巻) | 770,000円 |
| SBGH343 | ライトグリーン「清明」 | ブライトチタン | 38.0mm | 9S85(自動巻) | 1,056,000円 |
| SBGH351 | グリーン「立夏」 | エバーブリリアントスチール | 40.0mm | 9S85(自動巻) | 990,000円 |
| SBGJ237 | ミッドナイトブルー | ステンレススチール | 44.2mm | 9S86(GMT) | 990,000円 |
| SBGJ273 | 赤「床もみじ」 | ステンレススチール | 39.5mm | 9S86(GMT) | 1,001,000円 |
| SLGC007 | スノーブルー | ブライトチタン(一部セラミックス) | 43.2mm | 9SC5(クロノグラフ) | 1,980,000円 |
| SLGC001 | 透明感のあるブルー | ブライトチタン(一部セラミックス) | 43.2mm | 9SC5(クロノグラフ) | 1,980,000円 |
| STGF286 | 白蝶貝 | ステンレススチール(ベゼル:18Kピンクゴールド) | 26.0mm | 4J52(クオーツ) | 660,000円 |
| STGF359 | ホワイト(雪原の風紋) | ステンレススチール | 28.9mm | 4J52(クオーツ) | 341,000円 |
同じグランドセイコーでも、ゼンマイを手で巻くモデルから、2つの時刻を同時に読めるモデル、ストップウオッチを備えたモデルまで、得意とする場面はさまざまです。ここからは、タイプごとにご紹介していきます。
手巻きの2本|SBGW281・SBGW299
最初の2本は、手巻きのキャリバー9S64を搭載したモデルです。最大巻上時で約72時間(約3日間)持続し、精度は平均日差+5秒〜-3秒。どちらも厚さ11mm台の薄型ケースで、腕周りをすっきりと見せてくれます。
シャンパンゴールドの「晩冬」|SBGW281

SBGW281はエレガンスコレクションの一本で、二十四節気の「晩冬(ばんとう)」がテーマです。厳しい冬がようやく陰りを見せ、雪景色の中に暖かな日が差しはじめる頃――その気配を、丸みを帯びたダイヤルデザインとシャンパンゴールドの色で表しています。
ケースは横37.3mm・厚さ11.7mm。重さは61gで、今回の10本の中でいちばん軽い数字です。裏ぶたはシースルーバックですので、グランドセイコースタジオ 雫石の匠がひとつひとつ手を尽くした9S64の動きを、裏側から眺めることができます。
44GS現代デザインで最小の36.5mm|SBGW299

SBGW299は、1967年に誕生した「44GS」をもとに、実用性に沿って進化させた「44GS現代デザイン」のモデルです。そのラインアップの中で最小となるケース径36.5mmの手巻きで、ブレスレットタイプ。厚さは11.6mm、重さは132gです。
凛としたダークブルーのダイヤルに、多面カットを施したインデックスがきらめきます。ボックス型のサファイアガラスが、端正な44GSのケースにどこか温かみを添えているのも、このモデルらしさではないでしょうか。

同じ9S64でも、SBGW281はクロコダイルストラップで装いに合わせて、SBGW299はブレスレットで季節を問わず。着け方の好みで分かれる2本と言えるでしょう。9S64を搭載するほかのモデルとの違いは、グランドセイコーの手巻き 9S64の選び方にまとめております。
62GSの系譜を継ぐ自動巻の2本|SBGH343・SBGH351
続く2本は、1967年に発売されたグランドセイコー初の自動巻モデル「62GS」を現代的にアレンジしたケースに、毎秒10振動のハイビートムーブメント、キャリバー9S85を収めたモデルです。最大巻上時で約55時間持続し、精度は平均日差+5秒〜-3秒。ムーブメントは同じでも、素材とサイズ、そしてダイヤルが描く季節が異なります。
ブライトチタンで98gの「清明」|SBGH343

SBGH343のダイヤルは、二十四節気の「清明」の頃に芽吹く、桜の若葉がモチーフです。薄桃色の花びらの合間で、陽の光を透かして光る若葉の瑞々しさを、淡いライトグリーンで表しています。

ケースとブレスレットは、通常のチタンよりも傷つきにくく、白く美しいブライトチタン製です。横38.0mm・厚さ12.9mmで、重さは98g。自動巻のハイビートを、この軽さで毎日着けられるのがSBGH343の持ち味です。素材について詳しくは、ブライトチタンの解説記事をご覧ください。
エバーブリリアントスチールの「立夏」|SBGH351

SBGH351は、二十四節気の「立夏(りっか)」の頃に吹く爽やかな風、「薫風(くんぷう)」から着想を得たモデルです。工房近くの青々とした草原を通り抜ける風を想わせる、鮮やかなグリーンのダイヤル。9S85は、グランドセイコースタジオ 雫石で熟練の匠が組み立てています。

ケースとブレスレットはエバーブリリアントスチールで、横40.0mm・厚さ12.9mm、重さは155gです。同じ9S85でも、SBGH343は38.0mm・98g、SBGH351は40.0mm・155g。手首の上での軽やかさを大切にされるか、しっかりとした重みと存在感を好まれるかで、選ぶ1本が変わってくるのではないでしょうか。
GMTの2本|SBGJ237・SBGJ273
出張や旅行で、もうひとつの時刻を手元に置いておきたい方には、キャリバー9S86の2本です。9S86は9S85と同じ精度(平均日差+5秒〜-3秒)で最大巻上時約55時間持続し、タイムゾーンを変更しても表示時刻の精度が損なわれないGMT機能を搭載しています。
青白ベゼルのスポーツGMT|SBGJ237

SBGJ237はスポーツコレクションのGMTで、回転ベゼルを使えば同時に3つのタイムゾーンを表示できます。ミッドナイトブルーのダイヤルと、青と白のサファイアガラスベゼル。流行に左右されにくく、長く着けていただける配色です。

ケースは横44.2mm・厚さ14.4mm、重さは188gで、今回の10本の中でいちばん大きく、いちばん重いモデルです。正直にお伝えすると、44.2mmという数字を見て身構えられる方は少なくありません。この節の最初の写真は、手首周り18cmで着けたものです。16cmと18cmで着け比べた写真はSBGJ237とSBGJ277の比較記事に載せておりますので、あわせてサイズ感の参考になさってください。
床もみじを映した赤のGMT|SBGJ273

SBGJ273はエレガンスコレクションのGMTです。日本の伝統的な家や寺院で、磨き込まれた漆塗りの床に色とりどりの紅葉が映り込む「床もみじ」。その景色をモチーフに、深みのある赤のダイヤルと金色に輝くGMT針で、錦秋の華やかな情景を表しています。
ケースは横39.5mm・厚さ14.1mm、重さは150g。裏ぶたはシースルーバックで、9S86の動きを眺めることができます。ちょうど紅葉の季節を迎えるいま、手元に秋を置いていただける一本――10本の中で、私がいちばん季節を感じるモデルでもあります。秋のダイヤルを持つほかのモデルは、秋を宿すグランドセイコー3本でご紹介しています。
同じ9S86でも、SBGJ237は44.2mmのスポーツモデル、SBGJ273は39.5mmのエレガンスモデルです。旅の多い毎日を共にする一本か、装いに合わせて楽しむ一本か。使う場面で選び分けていただくのがよいでしょう。
クロノグラフの2本|SLGC007・SLGC001
続く2本は、エボリューション9 コレクションのメカニカルクロノグラフ「テンタグラフ」です。同じキャリバー9SC5を搭載し、ケースの素材と大きさ、重さ、価格も2本で共通です。ダイヤルの表情で選び分けていただく2本と言えるでしょう。
スノーブルーのテンタグラフ|SLGC007

SLGC007は、エボリューション9 コレクションのメカニカルクロノグラフです。ムーブメントは毎秒10振動のハイビートクロノグラフムーブメント、キャリバー9SC5。最大巻上時で約72時間(約3日間)持続します。
ダイヤルに表されているのは、厳冬期の澄んだ青空に溶け込むように、うっすらと青が滲む新雪をまとった岩手山です。スノーブルーの色と、岩手山の尾根から着想を得た型押しパターンで雪景色を描き、黒のインダイヤルとのパンダ調のコントラストが全体を引き締めています。
ケースはブライトチタン(一部セラミックス)で、横43.2mm・厚さ15.3mm、重さは154gです。手首周り18cmと14cmで着けた写真、横から見た写真を載せておりますので、大きさと厚みの参考になさってください。


スノーブルーのダイヤルと9SC5については、SLGC007のレビューで詳しくご紹介しています。
透明感のあるブルーのテンタグラフ|SLGC001

SLGC001は、SLGC007と同じエボリューション9 コレクションのメカニカルクロノグラフで、公式には「グランドセイコー初のメカニカルクロノグラフ」と紹介されているモデルです。当店の在庫に加えて、メーカーにも在庫がございます。
ダイヤルは、グランドセイコースタジオ 雫石から望む岩手山の山肌を表した「岩手山パターン」に、透明感のあるブルー。インダイヤルも青系でまとめられていて、黒のインダイヤルでパンダ調に仕上げたSLGC007とは、同じ9SC5でも印象がずいぶん変わります。ケースとブレスレットはブライトチタン、ベゼルはセラミックスで、横43.2mm・厚さ15.3mm・重さ154g。価格の1,980,000円(税込)もSLGC007と同じです。
レディスの2本|STGF286・STGF359
最後の2本は、年差±10秒のクオーツ、キャリバー4J52を搭載したレディスモデルです。電池式のクオーツですので、ゼンマイを巻く手間がかかりません。
白蝶貝と18Kピンクゴールドの26mm|STGF286

STGF286は、ケース幅26.0mmの小ぶりなレディス・クオーツです。ダイヤルに使われている白蝶貝は、しとやかな光をたたえ、角度によってほのかな輝きを放ちます。
ベゼルには18Kピンクゴールドを用い、ダイヤルの11か所にダイヤモンドをセッティング。手元を華やかに彩ってくれます。ケースの厚さは9.2mm、重さは67gです。

雪原の風紋を映した28.9mm|STGF359

STGF359のダイヤルは、雪が降り積もり、風にさらされたあとの雪原に見られる風紋がモチーフです。純白のダイヤルに鮮やかなブルースチールの秒針が映え、ケースとブレスレットは、ゆがみのない鏡面仕上げと、きめ細やかなヘアライン仕上げを組み合わせています。

ケースは横28.9mm・厚さ8.7mm、重さは71gです。華やかさを手元に添えたい日にはSTGF286、仕事でも休日でも同じ一本を着けたい方にはSTGF359。時計を着ける場面で選び分けていただくのがよいのではないでしょうか。ほかのレディスモデルは、グランドセイコー レディースの選び方でご紹介しています。
どんな方にどの1本か|10本の選び分け
ここまでの10本を、お使いになる場面と好みで整理すると、次のようになります。
- ゼンマイを巻く時間も楽しみたい方:SBGW281(クロコダイルストラップ・37.3mm)/SBGW299(ブレスレット・36.5mm)
- 毎日着ける自動巻をお探しの方:SBGH343(ブライトチタン・38.0mm)/SBGH351(エバーブリリアントスチール・40.0mm)
- 出張や旅行で2つの時刻を見たい方:SBGJ237(スポーツ・44.2mm)/SBGJ273(エレガンス・39.5mm)
- 計測機能を備えた存在感のある1本をお探しの方:SLGC007(スノーブルー・黒のインダイヤル・43.2mm)/SLGC001(透明感のあるブルー・43.2mm)
- 小ぶりなレディスモデルをお探しの方:STGF286(白蝶貝・ダイヤモンド・26.0mm)/STGF359(純白・ブルースチールの秒針・28.9mm)
ご予算から考えはじめる方も多いのですが、10本はそれぞれ得意とする場面が異なります。迷われたときは、その時計を着けて過ごす一日を思い浮かべていただくと、自然と1本に絞られていくものです。
よくある質問 (FAQ)
Q1. この記事のモデルは、すぐに購入できますか?
Q2. 遠方に住んでいますが、実物を確認できますか?
Q3. 手巻きモデルは、どのくらいの頻度で巻けばよいですか?
Q4. 分割払いは利用できますか?
まとめ|10本は店頭で実機をご覧いただけます
今回ご紹介したのは、手巻きのSBGW281・SBGW299、自動巻のSBGH343・SBGH351、GMTのSBGJ237・SBGJ273、クロノグラフのSLGC007・SLGC001、レディスのSTGF286・STGF359の10本です。価格は341,000円から1,980,000円(税込)。執筆時点で、SLGC001を除く9本は当店に複数の在庫があり、SLGC001はメーカーにも在庫がございます。
ダイヤルの色や模様は、光の向きで見え方が変わります。写真ではお伝えしきれない部分ですので、店頭で手に取ってお確かめいただくのがいちばん確かです。ハラダは創業1929年の腕時計専門店で、徳島のグランドセイコーサロン認定店です。ご来店が難しい方には、実物を撮影した動画をお送りいたします。
- SBGW281(晩冬)について問い合わせる
- SBGW299(44GS現代デザイン)について問い合わせる
- SBGH343(清明)について問い合わせる
- SBGH351(立夏)について問い合わせる
- SBGJ237(スポーツGMT)について問い合わせる
- SBGJ273(床もみじ)について問い合わせる
- SLGC007(クロノグラフ)について問い合わせる
- SLGC001(テンタグラフ)について問い合わせる
- STGF286(白蝶貝)について問い合わせる
- STGF359(雪原の風紋)について問い合わせる
気になる一本がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。徳島のグランドセイコーサロン認定店として、ご相談を承っております。
※掲載内容は2026年10月時点のものです。価格は変更となる場合がございます。最新の情報は当店までお問い合わせください。
ハラダ GS担当 藤本
グランドセイコーの在庫・価格の一覧は本店サイトでご確認いただけます:グランドセイコー在庫一覧(正規販売店HARADA本店)